農業ドローンの補助員の役割とは? サポートのプロになるコツ!

農業ドローンを支える補助員 未分類

ドローンで農薬散布を行うには基本的に操縦者と補助員が必要です。
今回は、ドローンによる農薬散布での補助員の仕事について解説します。

こんな人に向けて書いています↓

  • ドローン農薬散布の補助員をやっている人・やりたい人
  • 補助員の役割を知りたい人
  • 補助員のポイントを知りたい人

早速読んでいきましょう。

(基本知識)農業ドローンの散布経路とは? 隅々まで散布するために!

すでに知っている人はこの項目は飛ばしてください。

簡単に言うと、農業ドローンは進みながら散布し、少し横にずれて下がりながら散布を繰り返します。

例えば、右手前からスタートすると初めに前進しながら散布します。奥の端まで到達するとドローンの散布幅分左にずれてから、後退し散布します。それを繰り返して左端まで散布し終了します。

農業ドローンの補助員とは?補助員は「安全管理を行うパイロットの第3の目」!

補助員は一言で言うと「安全管理を行うパイロットの第3の目」です。

補助員はパイロットからして圃場の奥に位置しています。
下の画像では赤丸がパイロット、黄丸が補助員です。(パイロットはドローンが正面になるように移動します)

補助員の仕事は基本的に以下のようになります

  • 安全確保
  • 散布の誘導

それぞれ解説していきます。

安全確保

ドローンを操縦するパイロットはドローンから目が離せません。
そのため、パイロットは周囲の状況変化や安全に気を配ることが難しくなります。散布中に人が圃場に入ってきてもパイロットが気付きにくいことが多々あります。

そこで補助員が安全確保を行います。
補助員は圃場に第三者が入らないように注意喚起を行います。
また、飛行状況、散布状況、気象状況を見てパイロットが安全に飛行させることができるようにサポートします。

散布の誘導

補助員はパイロットの第3の目です。
パイロット目線では圃場の奥側の端までの距離が正確にわかりません。数十m先のドローンの速度や高度などを正しく見極めることは相当難しいです。
そのため奥の端まで散布しようとしても数メートルのズレが生じます。

そこで補助員が合図を送りドローンの場所を教えます。
ドローンが圃場の奥側の端まできた時に、補助員は旗を振ったりインカムでパイロットに合図を送ります。

補助員とパイロットのコミュニケーション方法

旗や誘導棒

基本的には旗や誘導棒を振ってドローンの位置をパイロットに教えます。
代表的な振り方は10m,5m,0mのタイミングで動かします。
10mで手を横に、5mで手を上げ、0mで勢いよく振り降りします。

その動きを見てパイロットはドローンの減速、停止、横移動、後退、散布を行います。

※旗を振るタイミングや動作はパイロットごとに異なる場合があります。事前にパイロットと打ち合わせしましょう。

インカム

旗振りに加えてインカムを通じて音声で通話します。
旗振りのように「10m,5m,0m」や「10m,5m,カット!」のように旗振りに合わせて声を出します。

無線は途切れることがあるのでインカムだけは危険です。
また、途切れたかがわかるように散布中は常に会話するようにしましょう。

ライト

旗振りに加えてライト振ることもあります。
曇りなどで旗がよく見えない場合があります。その時にライトをパイロット側に向けて旗に加えて合図を送ります。

パイロットがどのように見えるかを考えて意思疎通をしましょう。

補助員に資格は必要?農業ドローンの資格は必要ないが、、、

補助員には資格が必要ありません。

ドローンを操作するためには資格が必要です。
一方、補助員はドローンを操作しないため資格が必要ありません。このためパイロットの家族や友人などが行うことも可能です。

しかし、資格が必要ないからと言って軽視してはいけません。
補助員は安全確保と散布の誘導を行います。すなわちパイロットからしたら補助員は安全な操縦に欠かせない第3の目なのです。
また、自分の操縦でないドローンが圃場の奥側に補助員に向かって飛行してくる状況です。

このため、補助員も農業ドローンの特性を十分に理解しておく必要があります。

補助員は農業ドローンの特性を理解し、パイロットとの連携が重要となります。

補助員なしで散布する方法

おすすめはしませんが補助員なしで散布することもできます。

詳しくは下のマニュアルで確認してください。

221205 航空局標準飛行マニュアル03 空中散布.pdf

次の記事では補助員なしで散布するやり方や条件ををお伝えします。お楽しみに!

まとめ 農業ドローン補助者の役割

補助員の仕事をまとめると以下になります。

  • パイロットがドローンに集中できるよう周囲に注意喚起など配慮する
  • 補助員の合図でドローンは方向を変える
  • 補助員は旗やインカムを使って合図を送る
  • 補助員は資格が必要ないが安全のため特性を十分に理解する必要がある

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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